iPodやiPhone、PSP、各種デジタルオーディオプレーヤー(DAP)等、激安〜高級機のお勧めMP3プレーヤーをレビュー。CD→MP3への変換、耳に優しい音質に変える方法など高度なテクニックも公開。

お勧めMP3プレーヤー

MP3プレーヤーを選ぶポイント - バッテリー

まず、最初に充電池を内蔵したタイプか、乾電池式かといった選択があります。

電源
乾電池タイプ
どこでも入手しやすいというメリットがあります。ただ、最近はすごく小さいMP3プレーヤーもあるので、予備の電池を持ち歩くぐらいなら、予備のプレーヤーをもう一台持ち歩いた方が便利かもしれません。eneloopなどの充電池を使えば経済的ですが、いちいち取り出して充電しないといけないので、面倒ではあります。現在では国産のMP3プレーヤーでは、乾電池タイプはほとんど見受けられません。プレーヤー本体のサイズを小さくするために、単四電池がよく採用されています。
充電池内蔵タイプパソコンとUSBで繋いで充電するタイプです。近頃はコンセントをUSB端子に変換するアダプタも売られているので、パソコンなしでも充電できるようになりました。いちいち電池を出し入れしなくて済むのがメリットで、その恩恵は携帯電話を使っている人なら実感していることでしょう。ただ、繰り返し充電しているうちにバッテリーの持ちが悪くなります。激安MP3プレーヤーの内蔵充電池は交換不可能なので本体ごと買い替えになりますし、iPodの内蔵電池交換には、激安MP3プレーヤーが複数個買えるぐらいの費用がかかります。しかし携帯電話と一緒でどんどん新機種が出て、使い捨て前提で利用する人であれば、深く考える必要はありません。

バッテリーの持ち時間

MP3プレーヤーのバッテリーの持ち時間は、製品によってバラバラです。単四アルカリ電池1本で85時間再生できるモンスターのような機種もあれば、同じ単四アルカリ電池一本で4時間しか再生できないようなプレーヤーもあります。カタログを見ると、バッテリーの持続時間が書いてあると思いますが、あれはあくまで最大値であって、実際には半分も持たないことも多いのです。カタログ値は

 ボリューム(小)、イコライザー設定オフ、MP3 128kbps再生時

で計測された時間を表記していることが多いので、ボリュームを上げたり、イコライザーを使ったりするだけで再生時間はぐっと短くなります。遮音性の高いカナル式のイヤホンを使用したり、「MP3変換上級編」で紹介している「FabulousMP3」でイコライザーの適用された音そのものをMP3ファイルにしてしまうことで、バッテリーの持ち時間をのばすことができます。

また、iPodの場合、転送ソフトのiTunesがMP3ではなくAACという、再生によりパワーが必要な形式を標準としているので、知らないで使っていると、間違いなくカタログ値の時間は持ちません。

MP3を小学算数とするなら、WMAは中学数学、AACは高校数学といった具合に、再生に複雑な処理を必要とします。同じ小学算数でも、問題数が多ければ大変なように、MP3の中でも音質の良い(=容量の大きい)ファイルほど再生にパワーを使うわけです。携帯MP3プレーヤーで再生するなら、ある程度音質を落として容量を小さくしたMP3を使った方が、バッテリーの持ちはよくなります。
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