iPodやiPhone、PSP、各種デジタルオーディオプレーヤー(DAP)等、激安〜高級機のお勧めMP3プレーヤーをレビュー。CD→MP3への変換、耳に優しい音質に変える方法など高度なテクニックも公開。

音楽CD→最高音質MP3

保存用にはMP3最高音質設定

Windowsパソコンで使われる音声形式は「WAVE」という形式です。音楽CDと同じ音質の場合、1分間10MBの容量が必要になります。つまり、80分めいいっぱい入っているCDなら、800MBの容量が必要になります。大容量のハードディスクの価格も下がってきているとはいえ、やはりまだ容量が大きい感は否めません。

これをMP3形式の最高音質設定で圧縮すると、800MB→180MBになります。約4分の1まで小さくできます。MP3は非可逆圧縮なので音質は劣化しますが、人間の耳で聴き分けられるほどの違いではありませんので、そこまで神経質になる必要はありません。どうしても音質の劣化が許せない人は、WMALossless や FLACという新しい圧縮形式を利用すれば良いのですが、半分程度にまでしか小さくならないのと、対応しているパソコンソフトやポータブルプレーヤーがまだ少ないので、現状では最高音質のMP3を保存用とするのが良いと思います。MP3形式なら、直接読み込んで音楽CDを作成したり、MP3プレーヤーで再生したりすることができます。

ただ、MP3プレーヤーに入れる場合は、MP3の音質を落として800MB→80MBまで小さくした方が、より多くの曲数を持ち歩くことができ、またプレーヤーの電池の寿命も長くなります。当サイトでは800MBを55MBまで小さくするテクニックも解説します。
次のページ ≫ 1 2 3 4 5