iPodやiPhone、PSP、各種デジタルオーディオプレーヤー(DAP)等、激安〜高級機のお勧めMP3プレーヤーをレビュー。CD→MP3への変換、耳に優しい音質に変える方法など高度なテクニックも公開。

MP3作成上級編

コンプレッサー処理

まずは、「FabulousMP3」を使って変換した曲を聴き比べてみて下さい。(↓ 読み込みに少し時間がかかります)


加工前の音声の波形を見ると、序盤はすごく音量が小さいのに、終盤は最大値近くまで大きくなっています。もしイヤホンで聴いていて、曲頭のボリュームに合わせてボリュームを調整していたら、曲の最後の方で耳を痛めてしまう恐れがあります。

ここまで極端な例は少ないわけですが、加工後の波形を見れば分かるように、コンプレッサーを使うと、ボリュームの小さい部分と大きい部分の差を小さくすることができます。仮に「MP3Gain」で曲頭の音量を元にボリュームを上げたとすると、曲全体の音量が上がってしまうので、終盤は確実に音割れしてしまいます。

コンプレッサー処理はフリーソフトの「SoundEngine Free」「Audacity」などのサウンド編集ソフトを使ってもできますが、一曲一曲読み込んで手作業で調整して保存し直すという、気の遠くなるような作業が待ってます。「FabulousMP3」を使えば、MP3をドラッグ&ドロップして出力先のフォルダを選択するだけで、たとえ1,000曲以上あろうと、全自動でMP3出力まで行ってくれます。音質にこだわるためか、変換にはかなりの時間がかかるので、寝る前などに実行するのが良いでしょう。(比較的新しいパソコンで、実再生時間の半分程度)

FabulousMP3」が行っている処理は、これだけではありません。
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