iPodやiPhone、PSP、各種デジタルオーディオプレーヤー(DAP)等、激安〜高級機のお勧めMP3プレーヤーをレビュー。CD→MP3への変換、耳に優しい音質に変える方法など高度なテクニックも公開。

MP3作成上級編

ヘッドホン/イヤホンで聴き疲れする原因

ヘッドホンやイヤホンで長時間音楽を聴いていて、何だか疲れるな、と思ったことはありませんか?それには、下のような原因があります。

 ・ヘッドホン/イヤホンの形が耳に合ってない、物理的による問題
 ・ボリュームの上げすぎ
 ・高すぎる音
 ・過度のステレオ感
 ・右耳と左耳を結ぶ、頭の真ん中で音が鳴る感覚

ヘッドホン/イヤホンの形が耳にあってない、物理的による問題

人間の耳の形は千差万別なので、これは自分に合うものを探すしかありません。

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一般的に、開放型の方が音質は良いですが、音漏れの原因になります。密閉型は若干こもった感じになりますが、遮音性があるため、騒音の多い場所で使用するのに向いています。最近は電車内でも小音量でもよく聴こえ、周りにも音漏れしないカナル型が人気があるようです。

ボリュームの上げすぎ

迫力が足りないからとプレーヤーのボリュームを大きくしていると、ふいに大きな音が出た時に耳を痛めてしまいます。継続的に大きな音でばかり聴いていると、難聴の原因になります。騒音の多い場所ではカナル型のイヤホンを使うなどして、音量を下げて聴きましょう。ボリュームが小さくても、「FabulousMP3」で低音部分を強調しておけば、重量感のある音が楽しめます。

高すぎる音

高音の女性ボーカルよりもさらに高い、キーンという超高音の部分を長時間聴くと、頭が痛くなってしまいます。「FabulousMP3」は低音を強調するだけでなく、高すぎる音もカットしてくれるので、長時間聴いていても疲れにくい優しい音に変えてくれます。皆さんが普段見ているテレビの番組や、長距離ドライバーがよく聴くFMラジオの音声は、実はこうした処理がされた上で放送されています。だから何時間も連続して聞いても疲れにくいのですね。

過度のステレオ感

アーティストの中にはステレオにこだわりすぎて、右と左で出る音をめまぐるしく変えて曲を作っている場合があります。スピーカーで聴く場合には耳までの距離があるのであまり気にならなくても、ヘッドホンやイヤホンでじかに聴くと、すごく邪魔くさく感じることがあります。かといって左右からまったく同じ音が出るモノラルでは物足りないところ。「FabulousMP3」を使うと、適度なステレオ感に調整することができます。

右耳と左耳を結ぶ、頭の真ん中で音が鳴る感覚

ヘッドホンやイヤホンを使って音楽を聴く場合、スピーカーで聴くのと一番違うのは耳までの距離です。ヘッドホンはじかに耳に接する位置で音が鳴りますから、常に両脇で、耳元で誰かに囁かれているような、非日常的な音の聴き方をすることになります。結果、両方のヘッドホンから出る音は、右耳と左耳を結んだ、ちょうど頭の真ん中あたりで音が鳴っているような感覚を受けることになります。歌謡曲で言えば、ボーカルがよくこの位置で聴こえます。

ただ、この頭の真ん中で聴こえる位置は、何か物を考える時に使う頭の位置に近いので、勉強中などにBGMとしてヘッドホンやイヤホンを使って聴くには邪魔だと感じている人も多いはずです。そしてイヤホンで脳が疲れる一番の原因であると考えられます。「FabulousMP3」を使うと、何と、この頭の真ん中で感じる位置を、前方にずらすことができるのです。

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